2024/09/20

Taiwan Today

外交

陳前副総統がアウシュヴィッツ博物館でプレート除幕式に出席、「自由民主を珍重せよ」

2021/11/18
ポーランドを訪問した陳建仁前副総統が17日、「アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館」の招きに応じ、台湾とポーランドの協力関係を象徴するプレートの除幕式に出席した。写真は「Taiwan」と刻まれたプレートを博物館側に手渡す陳前副総統(右)。(外交部)
陳建仁前副総統が17日、ポーランドの「アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館(Auschwitz-Birkenau State Museum and Memorial)」の招きに応じ、台湾とポーランドの協力関係を象徴するプレートの除幕式に出席。式典では陳前副総統が、「Taiwan」と刻まれたプレートを同博物館のAndrzej Kacorzyk副館長に手渡した。このプレートは今後同博物館に対する寄付者を列記した壁に飾られ、人権と自由の保護、ならびに国際的な人権教育促進に対する台湾の貢献を表彰することになっている。
 
あいさつした陳前副総統は会場に集まった各界代表と博物館の関係者に、台湾は人権の価値への強い支持を具体的な行動を以て喜んで示していくと強調した。台湾は今回ポーランドと協力し、科学技術によって収容所の悲しい歴史を、現代ならびに後世の人々に人権保障の重要性を伝えるものに生まれ変わらせた。陳前副総統は、教育的な素材をより多くの人々に伝え、大量虐殺のもたらした比類なき悲しみを共に反省することは大変意義深いと指摘。その上で世界の人々に向けて、「アウシュヴィッツの物語を永遠に忘れてはならない。そしてこの悲劇を繰り返してはならない」と呼びかけると共に、だからこそ苦労の末に獲得した人権保障、自由で民主的な体制とその生活方式を大切にしなければならないのだと語った。
 
「アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館」には第二次世界大戦におけるナチス・ドイツの現存する強制収容所が最大の規模で、また最も整った形で残っている。台湾はこのほどポーランド側と協力、新技術を応用して強制収容所の歴史に対する人々の理解を深める取り組みを行った。東アジアで同博物館と提携した国は台湾が初めて。
 
 

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