台北市(台湾北部)はこのほど、2017年夏季ユニバーシアードの選手村で提供する飲食を発表した。各国選手の国情や宗教に合わせ、欧州料理、地中海料理、ベジタリアンなど様々な飲食を提供する。台湾を代表する料理としては牛肉麺や滷肉飯(ルーローファン、豚肉のそぼろご飯)が選ばれた。
夏季ユニバーシアードに参加する選手は9,000人以上。170か国・地域からやってきた選手や各国代表団のメンバーらが選手村に入居する。市の担当者によると、選手村には約1万2,000人が入居する見込みで、食堂ではピーク時で1日3万5,000人から4万人分の食事を提供する。食堂は20時間営業、約3,500人の収容が可能。
市では各国選手の国情や宗教のニーズに合わせ、欧州やアジアの料理、ベジタリアン料理など様々な飲食を準備する。その中にはもちろん、台湾特有の料理も含まれている。
市では、この機会に開催国である中華民国(台湾)のグルメや農産品を世界に向けてアピールしたいと考えており、台湾産のバナナ、パイナップル、スイカなどの農産品を選手村で提供する予定。台湾グルメとしては焼きビーフン、油飯(台湾のおこわ)、小籠包(ショーロンポー)、牛肉麺、パイナップルケーキなどを提供。グルメ交流を通して台湾を売り出したい考え。