外交部(日本の外務省に相当)は4日、第39回国際民間航空機関(ICAO)総会について、政府がすでにICAO事務局に出席の申請を行なったことを明らかにした。外交部はまた、それに向けて友好国に協力を要請しているという。
中華民国政府で対中国大陸政策を担当する行政院(内閣)大陸委員会は4日に発表したプレスリリースで、中華民国(台湾)はICAO各会員の支持を求めていくとした他、台湾海峡両岸がこの問題で話し合う必要性を強調。大陸委員会は、これは両岸が対話することで解決できることだとして、中国大陸側が台湾の人たちに善意を示すよう望む立場を示した。
外交部は先月、政府は今年も招きに応じてICAO総会に再び参加できるよう希望しており、そのための努力も続けていると説明。同時に、今年、世界保健機関(WHO)の年次総会(WHA)への招待状に「一つの中国原則」が書き加えられていた事件が繰り返されないよう、政府は万全の準備をし、様々な事態を想定してシミュレーションを行なっていると明らかにしている。