行政院（内閣）は4日に開催した院会（閣議）で、「行政院2017年度施政方針」の草案を閣議決定した。行政院の林全院長（首相）によると、各項目の施政内容は主に蔡英文総統が掲げる施政方針を根拠にしたもので、イノベーション、雇用、利益の分配を経済発展の原則として施政の枠組みを作り上げた。
行政院によると、2017年度の施政方針は昨年度を参考に、内政、外交、国防など全20章構成とした。
主な施政戦略と重点業務は「産業体質のレベルアップを加速させ、イノベーション主導型経済を発展させる」、「健全な社会のセーフティーネットを構築し、正義のある社会を作る」、「公共建設の質を高め、持続的発展が可能な環境を作る」、「政府の管理機能を強化し、地域間のバランスの均衡化で新たな活力を生み出す」、「文化教育に力を入れ、エスニック・グループ同士の平等な関係を作り出す」、「国家の安全保障能力を強化し、国際社会及び台湾海峡両岸関係における新たな空間を作り出す」などが含まれる。