リオ五輪の女子重量挙げ58キロ級で、中華民国(台湾)代表の郭婞淳選手がスナッチ102キロとジャーク129キロのトータル231キロを挙げ、銅メダルを獲得した。台湾のメダル獲得は3枚目となった。内訳は金メダル1、銅メダル2。
2014年アジア競技大会(韓国・仁川)直前の負傷により、しばらく車いすでの生活を余儀なくされ、人生を見つめなおす時間を得た郭選手だが、リオ五輪での銅メダル獲得は、最高の晴れ舞台で自身の能力を証明する結果となった。2012年のロンドン五輪では8位に終わり、その後、負傷を経験した郭選手は、長く蓄積してきたエネルギーを一気に放出し、選手たちにとっての最高の舞台であるオリンピックへの2度目の挑戦で、ついに銅メダルの栄誉を獲得した。