外交部(日本の外務省に相当)は9日夜、中米北東部にある友好国のベリーズに先ごろハリケーン「アール」が直撃、大きな農作物被害を受けたことに対して、中華民国政府が10万米ドルを復旧・復興支援のために寄付するとともに、被災者が一日も早く元の生活に戻れるよう心から願うと発表した。
外交部が発表したニュースリリースによると、ハリケーン「アール」は3日にベリーズを直撃、その後4日にかけて強い雨と風をもたらし、ベリーズの古都ベリーズシティを襲った。その結果、市内全体で断水、停電が発生、一部の道路が封鎖されるなどした。また、洪水の被害で住宅2,000棟が損傷し、農作物にも多大な被害をもたらした。
在ベリーズ中華民国大使館は、災害発生後、ただちに中華民国政府を代表してベリーズ政府に向け、関心とお見舞いのメッセージを伝えた。中華民国政府は、国交樹立国、ベリーズとのこれまでの友好関係や人道支援の精神に基づき、ただちに災害復興の義援金を10万米ドル寄付することを決定した。
ベリーズの人々が今回の災害で大きな被害を受けたことに対して、中華民国政府は、自分の身に起きたことと同じように受け止めており、復興作業が順調に進み、被災者が一日も早く元の生活に戻れるよう心から願うと発表した。