総統府は11日に総統令を発布、中華民国(台湾)がドミニカ共和国の大統領就任式を祝賀する特使として陳建仁副総統を派遣すると発表した。陳副総統は13日に出発し、20日に帰国する。陳副総統にとって就任後初の外遊となる。
今回の外遊は「仁翔専案(仁翔プロジェクト)」と名付けられ、正式な外交関係を結んでいる友好国のドミニカ共和国を訪れて、同国のダニーロ・メディーナ(Danilo Medina)大統領の就任式に出席する。13日に出発、20日に帰国の予定で、往路帰路共に米国ニューヨークでトランジットする。
陳副総統はメディーナ大統領の就任式、並びに祝賀レセプションに出席する他、メディーナ大統領並びにマルガリータ・セデーニョ・フェルナンデス(Margarita Cedeño de Fernández)副大統領ら同国政府要人と会談する。
陳副総統はまた、911勤務センター、ドミニカ共和国の首都、サントドミンゴの特殊児童養護センター、GES(永旺能源株式会社)による太陽光発電施設、ランの栽培場など、両国による協力計画の現場を視察し、台湾奨学金の対象となっている学生代表との座談会も行う。さらには大聖堂でのミサに出席、王室博物館及びコロンブス宮殿(コロンブスの旧居)を参観する予定。