2024/12/27

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蔡総統、「長期介護計画2.0版」10月から小規模試行

2016/08/15
蔡英文総統(左)は12日、台北市内にあるデイケアセンターを訪問し、新政権が推進する「長期介護10カ年計画2.0版」を今年10月から小規模試行することを明らかにした。蔡総統はこのデイケアセンターで水餃子作りに挑戦。最初に包んだ餃子の形があまり良くなかったのか、後ろに隠してしまった。(中央社)

蔡英文総統は12日、新政権が推進する「長期介護10カ年計画2.0版」を今年10月から小規模試行することを明らかにした。コミュニティ統合型サービスセンター、複合型デイサービスセンター、街角長期ケアステーションの3つのタイプの拠点を通して、迅速に長期介護サービスシステムを確立したい考え。

蔡総統は、民進党が再び政権与党に返り咲き、「長期介護10カ年計画」の「第2.0版」を展開し、コミュニティ型の長期介護システムを構築することになったと指摘。コミュニティごとにそれぞれ異なる長期介護のスタイルを有するが、同じようなコミュニティであれば、他のコミュニティのスタイルを導入し、スピーディーに長期介護システムを構築することができる。蔡総統は、全体的に質が良く、合理的価格で、普及可能な長期介護システムを確立して、コミュニティ精神によって地元で老いを迎えることを可能にしたいと述べた。

蔡総統はまた、この計画の核心となるコンセプトは、コミュニティ統合型サービスセンターと複合型デイサービスセンターの確立であり、さらにはもし街角長期ケアステーションまで実現することができれば、このシステムを人々の生活の隅々にまで行き渡らせることが可能なことになると述べた。

蔡総統はさらに、「政府はこの3つのタイプの異なる規模・形態のケアサービス拠点を確立することで、それぞれの地域でさまざまニーズに対応できるようにしたいと考えているが、それには莫大な費用が必要だ。しかし、金銭で解決できるのであれば、それは困難なことではない。最も困難なのは大勢のマンパワーを投入しなければならないということだ。システムの計画や実際の執行に至るまで、多くのマンパワーと専門スタッフの投入が必要だ」と説明した。

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