双方向の人材育成を目指している政府の「新南向政策」に合わせ、中華民国(台湾)駐インド・チェンナイ弁事処(領事館に相当)はこのほど、現地のSt. Britto's Academy学校に赴き、インドの小学生のための基礎的な中国語クラス開設について説明、この台湾とインドの協力計画は広く歓迎された。「新南向政策」とは、東南アジア並びにインドとの関係を深める政策。投資・貿易面での関係のみならず、民間交流、文化、教育など多面的なパートナー関係の構築を目指す。
駐チェンナイ弁事処の李朝成処長によると、中華民国は「新南向政策」における双方向の人材育成という目標に向けて、チェンナイの三つの大学に中国語教師を派遣し、大学における中国語クラス及び一般の人たちを対象とした中国語普及クラスを開設している。今回はこれに続いて、インドの地元の学校における小学生を対象とした基礎的な中国語クラスを初めて設ける拠点として、St. Britto's Academy学校を選定した。
この過去に例を見ない中国語教育計画は、St. Britto's Academy学校のMary Vasantha Kumari校長及び教師全員から熱烈に歓迎されている。彼らは、中華民国政府が支援して中国語教育を行なう、インドにおける最初の小学校に選ばれたことを大変誇りに感じているということ。