2024/12/27

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蔡総統、蘭嶼の核廃棄物問題でプラットフォーム作り

2016/08/16
蔡英文総統(右から2人目)は15日、台湾本島の南東沖にある離島・蘭嶼を訪れ、島に住む先住民族、タオ族の人々と核廃棄物の貯蔵問題について意見交換した。蔡総統はタオ族の人々に対し、島にある低レベル放射性廃棄物の貯蔵施設の存廃について、これまでの政府の約束をおおむね引き継ぐと同時に、歴史の真相を究明して、それを歴史として記載したいと述べた。(中央社)

蔡英文総統は15日、台湾本島の南東沖にある離島・蘭嶼を訪れ、島に住む先住民族、タオ族の人々と核廃棄物の貯蔵問題について意見交換した。蔡総統はタオ族の人々に対し、島にある低レベル放射性廃棄物の貯蔵施設の存廃について、これまでの政府の約束をおおむね引き継ぐと同時に、歴史の真相を究明して、それを歴史として記載したいと述べた。

蔡総統はまた、貯蔵施設の存廃問題について話し合うプラットフォームを確立し、貯蔵施設と補償の問題について優先的に対処することを約束した。これに対してタオ族の代表は、「約束をするのであれば、これらの問題が解決困難なものであることを認識しなければならない」と蔡総統に伝えた。

蔡総統は、貯蔵施設の存廃問題についてはまずプラットフォームを確立し、台湾電力公司、政府、そして民間が共に蘭嶼の放射性廃棄物の問題について話し合い、そして補償の方法について考えていかなくてはならないとし、「蘭嶼は歴史上、台湾で最も困難な責任を負わされた。どうやってこれを補償するかは、台湾が向き合わなければならない問題だ」と強調した。

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