台湾の５つの農産品同業者組合と米ネブラスカ州の農業貿易訪問団は17日午後、台湾北部・台北市信義区にある台北世界貿易センター聯誼社（Taipei World Trade Center Club）にて「大豆、トウモロコシ、小麦の調達意向書」及び「肉製品の調達意向書」への調印式を行った。この２つの意向書に盛り込まれた、台湾の同州からの調達額は総額4億0,500万米ドルに達する。外交部（日本の外務省に相当）は、中華民国（台湾）と米ネブラスカ州の関係強化につながるとして、意向書への調印を歓迎している。
この調印式には外交部北美司（北アメリカ局に相当）の姚金祥副司長と米ネブラスカ州農業局（Nebraska Department of Agriculture）のGreg Ibach局長が証人として立ち会い、台湾とネブラスカ州の農業貿易の密接な関係を浮き彫りにするものとなった。
台湾とネブラスカ州は1983年に姉妹都市協定を締結。ネブラスカ州にとって2015年、台湾は第11位の輸出、輸入相手だった。同州は2007年、2010年、2013年に訪問団を台湾へ派遣。台湾の関連の同業者組合と大豆、トウモロコシ、小麦などの調達意向書を締結しており、双方の関係は緊密且つ良好である。