経済部(日本の経産省に相当)の台湾・米国産業連携推進オフィスが米東部時間の19日、米ニューヨークに拠点を置くスタートアップ・アクセラレーターのERA(Entrepreneurs Roundtable Accelerator)と協力覚書を交わし、互いの協力関係を強化することになった。経済部工業局の呉明機局長は、これにより台湾とニューヨークにおけるスタートアップ事業の可能性を広げられると期待している。
協力覚書の調印式は19日夜に中華民国の駐ニューヨーク経済文化弁事処(領事館に相当)で行なわれ、経済部台湾・米国産業連携推進オフィスの王韶華主任と、 ERAの創設者、Murat Aktihanoglu氏が双方を代表して覚書に署名した。
代表団を率いてニューヨークを訪れた、経済部工業局の呉明機局長によると、ERAとの覚書調印は台湾とニューヨークのスタートアップ事業のリンクを強めるのにプラス。また、ニューヨークのバーチャルリアリティ(仮想現実)とオーグメンテッド・リアリティ(拡張現実)技術の革新的な応用、並びに台湾とニューヨーク間のベンチャーキャピタルのネットワーク構築もこれにより加速されるということ。