半導体市場調査会社の米IC Insightsは今年、世界における半導体のOEM生産の市場規模は491億1,500万米ドルに達し、前年比では9%成長すると予測。台湾のTSMC(台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー=台湾積体電路製造株式会社)のシェアは58%で、引き続き業界トップの地位を保つという。売上高の成長率が最も大きいのはイスラエルのTowerJazz社で、成長率は30%に達するとしている。
IC Insightsの予想では、今年は半導体受託生産会社の上位十社で世界の市場の95%をカバーする。そのうちトップはTSMC。世界シェアは昨年から1ポイント低い58%となるが、8%の増収で、昨年の増収率6%を上回る他、世界でのシェアも安定してトップを維持するという。