陳建仁副総統は2日深夜、「聖和専案（プロジェクト）」と名付けた外遊のため、中華民国（台湾）の国交樹立国、バチカン市国へ向けて出発する。4日に現地で行われる故マザー・テレサの列聖式に参加する。
副総統は今回、蔡英文総統の特使として、4日にバチカンで行われる故マザー・テレサの列聖式に参加する。今回の外遊は「聖和専案」と名付けられた。
外遊の主要な目的は、4日に行われる故マザー・テレサの列聖式に参加すること。フランシスコ法王が、各国の特使団の団長と接見することになっている。
陳副総統の一行は列聖式に参加するほか、現地で晩餐会を開催し、列聖式で歌声を披露することになっている台北愛楽室内合唱団（Taipei Philharmonic Chorus）の合唱を鑑賞したりするほか、バチカン市国の国務長官、ピエトロ・パロリン(Pietro Parolin) 枢機卿が主催するミサに出席、バチカンにある中華民国大使館を視察、ローマ法王庁の上層聖職者らと会食する。また、サン・フランチェスコ聖堂を参観して平和を祈るミサに参加するほか、アッシジを訪れてサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会を参観する。