台湾の情報通信関連産業の発展を推進する財団法人資訊工業策進会(資策会、III)産業情報研究所(MIC)によると、2017年における台湾の半導体産業の成長率は世界平均を上回り、特にICデザイン及びウエハ・ファウンドリの年間成長率は7~7.4%に達する見込み。ICパッケージング・テスト分野も小幅な成長が期待できる。
MICは1日に記者会見を開催し、2017年の情報通信産業の動向と見通しについて説明した。
MICの洪春暉産業顧問によると、台湾では2017年、コンシューマー向けPCの売上げの減少幅がやや縮小し、スマートフォンの売上げが小幅成長することから、ウエハ・ファウンドリ分野で新たな生産ラインが立ち上げられ、関連産業の成長をけん引すると期待される。
台湾では2017年、半導体産業の生産高は2兆4,044億台湾元(約7兆7,711億日本円)、前年比6.1%の成長となる見込み。この成長率は世界平均を上回ることになる。2016年の生産高は2兆2,659億台湾元(約7兆3,235億日本円)で前年比6.7%の成長となり、やはり世界平均を上回る見込み。