イギリスの大学評価機関「クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds:QS)」が現地時間5日に「2016年世界大学ランキング」を発表。国立台湾大学(台湾北部・台北市)は昨年より2位順位を上げ、世界68位と評価された。中華民国(台湾)から同ランキングの上位100位に入ったのは同大学のみ。
国立台湾大学は3年連続で順位を上げ、今年の68位は過去最高。「企業による評判」と「学生1人当たりの教員数」の二つの指標が大変優れており、総合順位を大きく引き上げた。
QSの調査責任者、Ben Sowter氏は台湾のメディアに対し、学術的に際立つ評判、並びに教職員と学生の比率などの指標が国立台湾大学の順位を引き上げたと説明。また、台湾におけるトップレベルの大学10校のうち7校がランクを上げ、国立台湾大学は過去最高順位になったとコメントした。
同ランキング上位10位は、マサチューセッツ工科大学(米国)、スタンフォード大学(同)、ハーバード大学(同)、ケンブリッジ大学(イギリス)、カリフォルニア工科大学(米国)、オックスフォード大学(イギリス)、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(University College London、イギリス)、チューリッヒ工科大学(ETH Zurich、スイス)、インペリアル・カレッジ・ロンドン(イギリス)、シカゴ大学(米国)の順。