2024/12/27

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蔡総統、金門視察で「台湾海峡両岸は対話を」

2016/09/12
蔡英文総統は10日、台湾海峡の西方沖に浮かぶ離島、金門島を訪問し、金門と中国大陸のアモイを結ぶ「小三通」(局地的な通信、通商、通航を指す)の実施状況を視察した。蔡総統は、5月20日の総統就任演説での内容と同様、「1992年に台湾海峡両岸双方の窓口機関の代表が会合したという歴史的事実を尊重する。台湾海峡両岸が歴史的なわだかまりを捨てて良性の対話を進め、両岸の人々に幸福をもたらすよう呼び掛ける」と重ねて述べた。(中央社)

蔡英文総統は10日、台湾海峡の西方沖に浮かぶ、中国大陸の福建省アモイとは目と鼻の先にある離島、金門島を訪問し、金門と中国大陸のアモイを結ぶ「小三通」(局地的な通信、通商、通航を指す)の実施状況を視察した。蔡総統は、5月20日の総統就任演説での内容と同様、「1992年に台湾海峡両岸双方の窓口機関の代表が会合したという歴史的事実を尊重する。台湾海峡両岸が歴史的なわだかまりを捨てて良性の対話を進め、両岸の人々に幸福をもたらすよう呼び掛ける」と重ねて述べた。

「小三通」の実施状況に関する報告を聴取した蔡総統は、「『小三通』は2000年5月に初めて政権与党となった民進党が、翌年1月1日に実施を開始したもので、当時海外メディアからも高く注目された。『小三通』によって台湾海峡両岸は約50年ぶりに正常な往来を再開し、その後実現した『大三通(台湾海峡両岸の直接的な通信、通商、通航)』のために盤石な基盤を打ち立てた」と説明した。

蔡総統はさらに、「『小三通』は台湾海峡両岸関係における重要なマイルストーンであり、両岸の今後の発展を担うものだ。双方による善意ある行動によって、争いを棚上げし、共通点を求めて相違を認めて尊重し、共に台湾海峡両岸の人々の幸福を追求し、平和へ向けた新たな局面を創り出したい」と述べた。

蔡総統はまた、「両岸関係は、過去の歴史を受け継ぎ、未来を切り開いていく歴史的作業の上にある」とした上で、5月20日の総統就任演説での内容と同様、「1992年に台湾海峡両岸双方の窓口機関の代表が会合したという歴史的事実を尊重する。台湾海峡両岸が歴史的なわだかまりを捨てて良性の対話を進め、両岸の人々に幸福をもたらすよう呼びかける」と重ねて述べた。

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