「泛藍(最大野党・国民党所属、もしくは同党と近い立場をとること)」の県長(県知事)及び市長8名(一部は副県長・副市長)の代表団がこのほど中国大陸を訪問した。中国大陸の「全国」政治協商会議のトップは「台湾独立」に反対するなど、従来の立場を繰り返した。これを受けて行政院(内閣)大陸委員会(陸委会)は18日、中国大陸側に対して熟慮を呼びかけ、台湾海峡両岸が正常に交流してこそ、両岸関係のプラスの循環に有益だと主張した。
大陸委員会は、政府は中国大陸側と今回中国大陸を訪問した県長及び市長の間で達した結論を把握しているとした上で、政府は都市間交流や観光旅行、経済貿易、文化及び学術などを含む両岸間の交流にはいかなる政治的前提も設けず、また、不当な妨害も行なわないことではじめて相互理解と相互認識が実現するのであり、双方の各分野における健全かつ秩序ある関係の発展と協力が促進できるのだと再三主張していると説明した。