最新の調査報告によると、台湾の人たちの1人あたり金融資産は約8万1,240ユーロ（約280万台湾元＝約887万日本円）で世界8位、アジアでは日本に次ぐ2位だった。
ドイツに本社を置く大手金融グループ、アリアンツグループは21日、第7回目となる「グローバル・ウェルス・レポート」を発表した。同レポートは世界50カ国の家庭における資産と負債の状況を詳しく分析している。台湾の家庭が抱えるローンの金額は2015年、前年比で6.5％増えており、増加率は2014年の同6.1％より若干高かった。また、昨年は株式市場が低調だったため、金融資産の成長率は4.6％に低下した。
1人あたり金融資産で台湾は日本に次ぐアジア2位、世界では8位だった。同レポートでは、2015年末の時点で台湾の人の1人あたり金融資産は8万1,240ユーロで、約280万台湾元だったとしている。
同レポートによれば、世界の金融資産が、平均すると成長したことの恩恵を受け、台湾における「富の所有で世界上位の階層」に属する人の数は増加。2015年末には総人口の50％に達し、同「世界で中位の階層」の人は30％に減った。2000年にはこの二つの階層に属する人が各40％だった。