グローバルな機関投資家の業界団体であるアジア・コーポレート・ガバナンス・アソシエーション(ACGA)は29日、最新の調査結果を発表した。それによると、調査対象となったアジア11カ国・地域のうち、台湾のコーポレートガバナンス評価は、前回調査より2ランク上げて4位となった。これは、この調査が始まって以来の最も高い順位。
金融監督管理委員会(日本の金融庁に相当)証券期貨(証券先物取引)局によると、台湾の今年の順位である4位は、タイ、マレーシアを上回り、シンガポール、香港、日本に次ぐ評価であり、これまでの調査における最高順位。
2016年のアジア地域におけるコーポレートガバナンスの評価順位は、上からシンガポール、香港、日本、台湾、タイ、マレーシア、インド、韓国、中国大陸、フィリピン、インドネシアとなった。
ACGAでは2年ごとに、各国のコーポレートガバナンスを評価するランキングを発表している。評価基準は「法規規範」、「効果的な法令励行」、「政治と法制環境」、「国際会計基準の採用」、「コーポレートガバナンス文化」の5項目。2016年の最新調査は、今年9月までを評価期間としている。