2024/12/12

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文化・社会

人気の「肉形石」、国立故宮博物院南院で展示

2016/10/04
国立故宮博物院の代表的な収蔵品の一つ、「肉形石」(写真)が4日から同博物院南院で展示されている。(国立故宮博物院提供、中央社)

外観が中華料理の「東坡肉(ブタの角煮)」に酷似し、国立故宮博物院の代表的な収蔵品の一つとなっている「肉形石」が4日から同博物院南院(台湾中南部・嘉義県太保市)で展示されている。国立故宮博物院の展示スペースでの写真撮影が条件付きで解禁されて以来、「肉形石」が展示されるのは初めて。

同博物院南院によると、「神品至宝」とされる「肉形石」は2014年に初めて海外に貸し出され、日本の九州国立博物館で展示された。また、今年6月17日から9月18日までは米国サンフランシスコのアジア美術館に貸し出され、米国での初展示を果たした。さきごろ同展示が終わり、4日からは国立故宮博物院南院にて展示されている。

国立故宮博物院の展示スペースでは今年9月1日から、条件付きで写真撮影を許可しており、同措置が実施されて以降、「肉形石」が展示されるのは初めて。同博物院南院での展示は南院がオープンした際に計画されていた「南北故宮・国宝薈萃(国宝の大集合)」特別展の一環で、台湾北部・台北市にある国立故宮博物院と南院とで、「肉形石」ともう一つの代表的な収蔵品、「翠玉白菜」とを南北で交互に展示するもの。

国立故宮博物院南院によれば、「南北故宮・国宝薈萃-肉形石特別展」は4日から来年10月8日まで。参観者はストロボ、「自撮り棒」、照明設備を用いず、他の人たちの参観に影響しないという条件の下、展示品との記念写真を撮ることが可能。

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