台湾北部・台北市の世界貿易センター南港展示ホールで6日から開かれていた「台北国際エレクトロニクス見本市」が9日に閉幕。中華民国対外貿易発展協会(TAITRA=台湾貿易センター)によると、今回、出展業者と海外のバイヤーのために開催した買い付け商談会での契約金額は1億4,602万米ドル。同時に行なわれたGPA(官公庁向け調達)の落札者を対象とした台湾国際調達商談会でも、3億5,000万米ドル近い商機につながると見られている。
今回の見本市には業者530社が出展。1,050のブースを使ってエレクトロニクス産業の最新技術とトレンド商品を展示し、80カ国以上、3万人近い国内外のバイヤーと業者を引き付けた。
対外貿易発展協会によると、今年の同見本市開催期間中にはGPAの落札者を対象とした台湾国際調達商談会も行われ、タイ、マレーシア、ベトナム、ロシア、エジプト、クウェートなど19カ国からGPAの落札者36社が提携先を求めて来場。台湾のサプライヤー117社と317回に及ぶ商談会を行なった。契約金額は3億5,000万米ドル近くに達すると見込まれている。