財団法人資訊工業策進会（資策会、III）は17日、自社ブランドを持つサービス業者を対象とした2016年「サービス・イノベーション賞」10大ブランドを発表した。今年はメディア・娯楽業界におけるテクノロジーの運用が目立った。また、6企業が初の10大ブランド入りとなった。
資策会創新応用服務研究所（IDEAS）FIND（Foreseeing Innovative New Digiservices）チームはこのほど、自社ブランドを持つサービス業者100社を対象に、14分野を横断してイノベーション（技術革新）に関する大規模調査を行った。
その結果、ブランドサービス業の「技術革新力」に対する消費者の評価は年々高まっており、平均評価は2015年の67.94ポイントから、今年は68.53ポイントに上昇した。特にメディア・娯楽業界に対する評価は76.74ポイントで、2015年に比べて7.92ポイントの大幅上昇となった。全体的に見て、これらサービス業界におけるテクノロジーを応用したサービスの提供は、全面且つ多元的になってきていることが分かる。
今年の「サービス・イノベーション賞」10大ブランドに選ばれたのは、太平洋そごう百貨、中国信託商業銀行、台湾大車隊（タクシー会社）、全家便利商店（台湾ファミリーマート）、統一星巴克（スターバックス）、威秀影城（映画館）、星聚点文創（カラオケチェーン）、国賓大飯店（アンバサダーホテル）、博客来（通販サイト）、スクート（格安航空会社）（※画数及びアルファベット順）の10社。