2024/12/26

Taiwan Today

外交

陳建仁副総統が国際公衆衛生フォーラムに出席

2016/10/19
フォーラムであいさつした陳副総統は、台湾が経済的に目覚ましい発展を遂げただけでなく、公衆衛生の面でも国際的に高い評価を得ていると説明した。(中華民国総統府ニュースサイトより)

陳建仁副総統は17日午後、「国際公衆衛生医療援助実践フォーラム」に出席した。陳副総統は、外交部(日本の外務省に相当)所管の財団法人国際合作発展基金会(日本の国際協力機構=JICAに相当)が、国交樹立国において公衆衛生の取り組みを推進していることを高く評価した。また、自身も疫学専門家として知られる陳副総統は、会場で公衆衛生に従事する以前の同僚との再会も楽しんだと述べた。

陳副総統はあいさつで、第二次世界大戦後に台湾は、援助される立場から援助する側に転換したことについて言及した。陳副総統は、台湾が経済的に目覚ましい発展を遂げただけでなく、公衆衛生の面でも国際的に高い評価を得ていると説明。さらに、2003年に爆発的に感染が広がった重症急性呼吸器症候群(SARS)を例に挙げた。その際に台湾の医療従事者が最前線で拡大防止に努め、感染拡大の終息に成功したことから、日本や韓国などがこの台湾の経験から感染防止のメカニズムを学んでいると指摘し、「これは台湾の誇りだ」と述べた。

陳副総統によると、台湾は世界保健機関(WHO)の加盟国ではないが、公衆衛生システムは完全に整備されており、SARSの拡大終息などの経験からも、世界的な疾病予防管理ネットワークから孤立されていた台湾は公衆衛生の面で他国より優れていることが伺える。陳副総統は、台湾の公衆衛生に従事する医療関係者は、愛、平和、福祉、人道的な精神に満ち、常に専門知識を共有し、世界中でその能力を発揮しており、これこそが国際合作発展基金会の精神の表れだと強調した。

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