陳建仁副総統は19日、中華民国(台湾)が太平洋に持つ国交交樹立国と、医療・公衆衛生、漁業、食糧など6つの分野で協力する計画を推進する方針を明らかにした。今後、これら太平洋島嶼国とより深い交流と協力を展開していく考え。
陳副総統は19日午後、総統府にて「第4回太平洋島嶼国青年リーダー育成計画」訪問団による表敬訪問を受けた。
陳副総統はあいさつで、「台湾と太平洋島嶼国は、歴史的、言語的、民族的に不可分な関係にあり、双方は自由、民主、人権といった普遍的価値を共有している。台湾は、これらの島嶼国にとって発展のパートナーであり、多くの分野で協力し、豊かな成果を残している。台湾とこれらの島嶼国はいずれも太平洋に浮かぶ島国であり、気候変動、経済発展、環境保護、地域の安全保障など重要な課題に、共に関心を寄せている」と説明した。
陳副総統はその上で、「台湾と太平洋に浮かぶ国交樹立国の間で、『医療・公衆衛生』、『漁業』、『職業技能訓練』、『食糧の安全』、『クリーンエネルギー(再生可能エネルギー)』、『文化交流』の6つの分野において協力計画を推進する。今後、台湾がこれらの島嶼国との協力関係を継続させ、発展の経験を分かち合うことができるよう期待している」と述べた。