中華民国(台湾)の国道ETCが昨年、国際有料道路協会(International Bridge, Tunnel and Turnpike Association, IBTTA)の年度最高賞を受けたのに続いて、今年はさらに国際道路連盟(International Road Federation, IRF)の「世界道路成果賞」における「スマート交通と管理」部門でトップに選ばれた。ETCとは高速道路などの有料道路で、車が料金所で停止することなく料金の支払いと受け取りが出来るノンストップ自動料金収受システム。
IRFは18日夜、マレーシアのクアラルンプールで第2回アジア地域会議を開くと共に、「世界道路成果賞」の授賞式典も行った。台湾のETCは「スマート交通と管理」部門で最優秀賞に選ばれ、遠東集団(The Far Eastern Group)の徐旭東董事長(会長)と遠通電収株式会社(Far Eastern Electronic Toll Collection Co, Ltd.)の張永昌総経理(社長)が二人で賞を受けた。
台湾のETCは大変先進的なシステム(pioneering system)だとするIRFのPatrick San key主席及び執行長は、技術的な突破を通じて道路利用者に対してより便利で安全な運転環境をもたらしており、大変高レベルかつ成功したノンストップ道路料金収受システムの手本で、この賞を受賞するにふさわしいと絶賛した。