経済部（日本の経済産業省に相当）は20日、9月の海外受注高が429億6,000万米ドルに達したことを明らかにした。これは昨年同月比3.9％の増加。海外受注高が前年の同月と比べて成長するのは、8月に続くもの。
現在、スマートフォンやタブレットなどモバイル端末の売上げが伸びており、これからパソコンの需要も増えると見られることから、組み立て代理業者や関連産業の供給チェーンで海外からの受注が増えている。また、モノのインターネット（IoT）、カーエレクトロニクス、VR（バーチャルリアリティ）などの新興製品の売上げも伸び、それに加えて国際市場における原油価格と鉄鋼価格が安定に転じたことなどが、いずれも海外からの受注増加につながった。
経済部によると、9月における海外受注高は8月に続き増加傾向にあり、年増率は2ヶ月連続でプラスになった。
地域別に見ると、9月は米国、中国大陸、香港、欧州、ASEAN（東南アジア諸国連合）6カ国からの受注がいずれも増えた。そのうち米国からの受注は12.9％増加した。一方、日本からの受注は昨年同月比14.9％の減少となった。