アジア太平洋地域における各国の政府及び団体による空間情報に関する優秀なアプリケーションを表彰する「ジオスマートアジア(GeoSmart Asia)2016」が今月17日、マレーシアで開催され、内政部(日本の省レベルに相当)が開発して設置した「統計地図(Statistical Map)アプリケーション・プログラミング・サーフェイス(略称、『統計地図API』」が、「アジア地理空間アプリ卓越賞(Asia Geospatial Excellence Awards)」を受賞した。台湾における地理空間情報の運用が国際社会から評価されたことになる。
内政部によれば今回のフォーラムは20カ国あまり、200を超える団体の代表500人あまりが参加するなど、世界の地理空間情報分野で高い専門性と信頼性を備えている。「統計地図API」が卓越賞を受賞したことは、台湾が社会と経済の空間統計分野で長年にわたって続けてきた努力と成果が認められたことを示し、また、台湾における公的機関の研究能力に対する世界の認知度も引き上げた。地球の資源に限りがあり、省エネルギーとCO2削減が叫ばれる中、統計地図アプケーションのデータベースを利用すれば、必要とされる地理空間の画像データを効果的に作成できる。これは資源共有の目的に完全に呼応するものである他、国家の持続可能性に向けての新たなマイルストーンになるという。