2024/12/27

Taiwan Today

政治

北京当局は中華民国の存在を直視すべき=総統府

2016/11/02
総統府は1日、中国大陸の「総書記」、習近平氏が「92年コンセンサス」の順守と「台湾独立反対」の立場を改めて主張したことについて、「蔡英文総統は北京当局に対し、中華民国の存在と台湾住民が民主制度に対して強い信念を持っていることを直視すべきだと再度呼び掛ける」と述べた。写真は1日、中国大陸・北京にある中国人民大会堂福建ホールにて中国大陸の「総書記」、習近平氏との会見後、記者会見を開いた野党・中国国民党の洪秀柱主席(後列、右から4人目)。(中央社)
総統府は1日、中国大陸の「総書記」、習近平氏が「92年コンセンサス」の順守と「台湾独立反対」の立場を改めて主張したことについて、「蔡英文総統は北京当局に対し、中華民国の存在と台湾住民が民主制度に対して強い信念を持っていることを直視すべきだと再度呼び掛ける」と述べた。「92年コンセンサス」とは、1992年11月に台湾海峡両岸双方の窓口機関が「『一つの中国』の原則、解釈は各自が表明する」ことで合意したとされるもの。 野党・中国国民党の洪秀柱主席は1日、中国大陸・北京にある中国人民大会堂福建ホールにて習近平氏と会見した。習近平氏は歓迎のあいさつの中で、「92年コンセンサス」について3回言及し、台湾独立に反対するとの立場を2度にわたって強調した。習近平氏はまた、「台湾海峡両岸は運命共同体であり、今後も『一つの中国』を認めた『92年コンセンサス』を政治的基礎として、台湾海峡の平和と安定、そして台湾海峡両岸関係の平和的発展を維持していくべきだ」と述べた。 これらの発言に対して総統府の黄重諺報道官は、「台湾海峡両岸関係については、蔡英文総統が5月20日の総統就任演説と10月10日の双十国慶節の談話ですでに明確な主張と説明を行っている」と指摘した。 黄報道官によると、蔡総統は北京当局に対し、中華民国の存在と台湾住民が民主制度に対して強い信念を持っていることを直視すべきだと再度繰り返すと共に、台湾海峡両岸の指導者と当局が共に知恵を絞り、柔軟な態度により、現在存在する課題を乗り越え、ウィン・ウィンの未来へ向かって進んでいこうと呼び掛けている。

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