2024/12/26

Taiwan Today

経済

精神疾患者のケア、台湾はアジア太平洋地域で3位

2016/11/02
英国の定期刊行物『エコノミスト(Economist)』の調査部門であるエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(Economist Intelligence Unit)は1日、「アジア太平洋地域におけるメンタルヘルスの統合インデックス」の調査結果を発表した。それによると台湾における精神疾患者に対するケア、サービス、環境の評価は、調査対象となったアジア太平洋15か国・地域のうち、ニュージーランド、オーストラリアに次ぐ3位だった。写真は内政部警政署(日本の警察庁に相当)が作成した自殺防止の宣伝ポスター。(内政部警政署サイトより)

英国の定期刊行物『エコノミスト(Economist)』の調査部門であるエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(Economist Intelligence Unit)は1日、一つの調査結果を発表した。それによると台湾における精神疾患者に対するケア、サービス、環境の評価は、調査対象となったアジア太平洋15か国・地域のうち、ニュージーランド、オーストラリアに次ぐ3位だった。

「アジア太平洋地域におけるメンタルヘルスの統合インデックス(Asia-Pacific Mental Health Integration Index)」は、アジア太平洋の15か国・地域を対象に、メンタルヘルスの課題への取組みとその成果を比較し、格付けしたもの。内容は、精神疾患者へのケア、サービス、環境、患者の地域社会への受け入れなどについて。統合指数を見ると、ニュージーランドが94.7ポイントでトップ。2位がオーストラリアの92.2ポイント、3位は台湾の80.1ポイントだった。台湾の総合指数は、日本、韓国、シンガポール、中国大陸などの近隣諸国・地域を上回った。

報告書によると、台湾では1995年に精神疾患の治療が国民健康保険の対象となったこと、近年、メンタルヘルスの課題について大きな進歩があったこと、自殺防止に対して実質的な努力をしており、自殺率が低下していることなどが評価された。

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