台湾国際造船株式会社(以下、台湾造船)が科技部(日本の省レベルに相当)より、15億9,800万台湾元(約51億9,167万日本円)で海洋研究船3隻の建造を受注した。台湾造船によると、海洋研究船に搭載する測量機器が建造費に占める部分も少なくない。さらに先進的な安定装置を装備することで、正確な測量に向け、船体の安定を維持する。
建造費15億9,800万台湾元で3隻の海洋研究船を建造することについて、台湾造船は、500トン級2隻、1,000トン級1隻だと説明。来年6月に建造を始め、2019年12月31日までには契約どおり引渡しを完了する。
台湾造船によれば、これら3隻には精密な測量機器が搭載されると共に、船体の安定を維持するための先進的な安定化装置(ジャイロスタビライザー=Gyro Stabilizer)も装備せねばならず、予算のうちこれらがかなりの部分を占めるという。
台湾造船では、1,000トン級の研究船は遠洋での海の研究課題に取り組めるもので、航続距離はシンガポールや日本の北海道以北の海域に及ぶと説明している。