2024/12/26

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経済

国家図書館、1911~1949年の書籍1万冊余りを電子化

2016/11/09
国家図書館(台湾北部・台北市)は電子書籍サイト「台湾華文電子書庫」の運用を開始した。1911~1949年に出版された図書1万2,178冊、政府出版物595冊、著作権者から許諾を得た書籍1,005冊を電子化し、無料で公開している。写真中央は国家図書館の曽淑賢館長。(国家図書館サイトより)

より多くの人が便利に図書や政府の出版品などの資料を入手できるよう、国家図書館(台湾北部・台北市)が開設した電子書籍サイト「台湾華文電子書庫」が8日、運用を開始した。1万冊余りの書籍が、インターネットを利用して無料で閲覧できる。

国家図書館の曽淑賢館長によると、同館はこれまで資料の収集と保存に努める一方、国内外の研究者や読者が図書館の蔵書や台湾の出版品をより便利な方法で閲覧できるよう工夫を重ねてきた。デジタル化時代の到来に合わせ、図書資料の電子化と無料公開により、中華文化を熱愛する世界の人々や、台湾を研究する人たちが、より容易に関連の資料を取得できるようにしたいと考えた。

国家図書館では2015年より、台湾各地の図書館と協力し、文献のデジタル化を進めてきた。これらの重要な成果を、全世界の台湾研究者や漢学研究者に役立ててもらうため、国家図書館はこのほど「台湾華文電子書庫(http://taiwanebook.ncl.edu.tw)」を開設。デジタル化が完了した電子書籍1万3,778冊(1911~1949年に出版された図書1万2,178冊、政府出版物595冊、著作権者から許諾を得た書籍1,005冊)を無料で提供し、インターネット上で閲覧できるようにした。

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