2024/12/27

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経済

台湾の経済状態は過去5四半期で最良=独Ifo経済研究所

2016/11/11
Ifo経済研究所による今年第4四半期の「世界経済調査」で、台湾の経済状態は過去5四半期で最良と判断された。写真は台北市のランドマーク、台北101。(台北市サイトより)

ドイツのIfo経済研究所(Ifo Institute for Economic Research)がこのほど発表した、今年第4四半期のWEC(World Economic Climate)指数は90.5で、第3四半期に比べて4.5ポイント上昇、第2四半期とは同水準だった。台湾の経済全体に対する専門家たちの見方を示す指数は2.1ポイントで、昨年第4四半期以降で最も良い状態となっている。

Ifo経済研究所による今年第4四半期の調査は世界113カ国について、1,071人の専門家を対象に行なった「世界経済調査(World Economic Survey, WES)」。その結果、現在及び6カ月後の世界経済の見通しを基に作成されたWEC指数は第3四半期と比べて4.5ポイント高い90.5だった。

調査を受けた専門家の、現在の台湾経済全体の状況、資本的支出、民間消費に対する判断はいずれも「弱気」の範囲にあったものの、絶対値から見ると台湾経済全体の状況に対する見方を表す指数は2.1で、2015年の第4四半期以降で最も優れていた。

国家発展委員会(日本の省レベルに相当)経済発展処の呉明蕙処長は、第4四半期の同調査結果からは、台湾の経済情勢及び景気が徐々に回復していることがうかがえると指摘した。

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