2024/04/27

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台湾初、中学校にジェンダーフリートイレ

2016/11/22
台湾北部・台北市教育局は、教育現場でのジェンダーフリーを徹底するため、市内の公立中学校におけるジェンダーフリートイレ(男女共用トイレ)の設置を奨励している。写真は台湾の中学校として、初めてジェンダーフリーのトイレを設置した民生国中(中学)。(中央社)

台湾北部・台北市教育局は、教育現場でのジェンダーフリーを推進するため、市内にある民生国中(中学)にジェンダーフリートイレを設置した。台湾の中学校にジェンダーフリーのトイレが設置されるのは初めてのこと。

台北市教育局では現在、特別プロジェクトの申請、あるいは来年度に実施するトイレの改装工事などの機会を利用して、市内の中学校がジェンダーフリーのトイレを設置するよう奨励している。今年度は22校が申請。民生国中がその第1号となった。

台北市の陳景峻副市長によると、ジェンダーフリートイレは別名「ユニセックス(中性的)トイレ」や「男女共用トイレ」とも言い、トイレの本来の機能に重点を置き、家庭のトイレのように男女の区別なく使えるようにしたもの。欧米諸国では数年前から取り入れられ、台湾では現在、政府機関や私立世新大学(台北市)や国立成功大学(台湾南部・台南市)など一部の大学に設置されている。

民生国中の陳建廷校長によると、同校のジェンダーフリートイレは今年9月に完成した。学校ではクラス会や全校集会などの機会に、ジェンダーフリーの考え方を伝え、その設計理念を説明して生徒たちに使用を促してきた。生徒たちの反応は良好で、前向きな評価が得られているという。

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