蔡英文総統は22日、台湾北部・台北市にある国立台湾科技大学(台北市大安区基隆路4段43号)で、イギリスの動物行動学者であるジェーン・グドール女史(82歳)と対談する。グドール女史は1960年にアフリカのタンザニアに渡り、チンパンジーの研究を始めた。その研究は今年で56年目を迎え、世界で最も長期間に及ぶチンパンジーの実地考察となっている。また、1991年には「Roots & Shoots (ルーツ・アンド・シューツ)」プロジェクトを始動。世界中の若者が、実際の行動をもって地域社会、環境、動物に関心を寄せるよう呼びかけている。現在100か国・地域で、10,000余りの「ルーツ・アンド・シューツ」グループを展開している。
蔡総統は22日、台湾科技大学体育館で行われる「改変世界-年軽人的力量(世界を変える-若者の力)」と題するシンポジウムでグドール女史と対談する。グドール女史は、台湾の若い学生に対して自身の理念について語るほか、蔡総統と共に、世界を変えるために必要不可欠な若者たちのパワーについてそれぞれの持論を展開する予定。主催は国際珍古徳教育及保育協会(The Jane Goodall Institute TAIWAN)。開催時間は台北時間午後7時から8時40分まで。対談の様子は総統府の公式サイト(http://www.president.gov.tw/)で中継される。