行政院(内閣)は、若者の声に耳を傾けるために「行政院青年諮詢委員会」を設置した。行政院の林全院長(首相)が招集人となり、23日に初会合を行った。林院長は、「『行政院青年諮詢委員会』は非常に意義があるもので、行政機関と若者の意思疎通、意見交換のプラットフォームとなるよう期待する」と述べた。
林院長によると、「行政院青年諮詢委員会」は任命した委員たちに公共政策の「お墨付き」をもらうことが目的ではなく、各分野で自分の見解、考え方、特色を持つ若者に、様々な立場から忌憚のない意見を出してもらい、政府が政策に対するニーズや改善点を理解できるようにすることが目的。
「行政院青年諮詢委員会」の招集人(代表)は林院長が、副招集人は唐鳳政務委員(無任所大使に相当)が担当する。また、青年代表からさらに副招集人1名を選出する。今後3か月ごとに会合を開催し、公共政策について意見を交わし、議論する。
「行政院青年諮詢委員会」の委員に任命された青年代表は合計25名。内訳は「青年起業家部門」4名、「教育及び文化部門」5名、「産業分野」4名、「労働者の権益及び社会福祉分野」4名、「先住民族及び客家(ハッカ、台湾第二のエスニックグループ)分野」4名、「学生代表」4名となっている。