台湾の中高生7人は1日から6日まで、インド北部のウッタル・プラデシュ州の州都、ラクナウで行なわれた「国際青少年数学家会議(International Young Mathematicians’ Convention)」に参加し、金賞5つ、銀賞1つ、銅賞1つを獲得。さらに団体戦で3つの優勝、数学に関する展示での優勝も果たし、総合成績で世界3位となった。
中華民国(台湾)の田中光駐インド代表(大使に相当)は代表チームの学生たちについて、成績が優れているばかりでなく、台湾が推進する「新南向政策」のために最高の宣伝をしてくれ、同時に国民外交も果たしたと大いに賞讃した。「新南向政策」とは、東南アジア、南アジア、ニュージーランド並びにオーストラリアとの関係を深める政策。投資・貿易面での関係のみならず、民間交流、文化、教育など多面的なパートナー関係の構築を目指す。
「国際青少年数学家会議」の主な目的は、世界各地の青少年たちに数学に関する交流の機会を与えること。それによって各地の若い学生たちの友情を育み、同時に世界の優れた学生たちが秘める才能を発掘するという。