中華民国(台湾)とオーストラリアが署名した改正版航空協定が、15日に発効した。オーストラリア駐台弁事処(台湾におけるオーストラリア大使館に相当)は、オーストラリアと台湾を結ぶ航空路線の空港や便数に対する制限がなくなると指摘した上で、協定の改正は絶好のタイミングで、今後、より多くの旅客が双方を往来することになるだろうと述べた。
交通部(日本の国土交通省に類似)民用航空局は15日、航空協定の改正により同日から、オーストラリアが台湾に対してオープンスカイを実施することになったと明らかにした。
オーストラリア駐台弁事処も、同処と台湾の交通部民用航空局が署名した改正版航空協定が15日に正式に発効したことを明らかにした上で、協定の改正により双方の民間航空サービス業はより自由化され、オーストラリアから台湾への乗り入れ空港や便数に対する制限がなくなるほか、コードシェア(共同運航)に関する規制が緩和され、複合輸送約款が盛り込まれたと述べた。
最新の統計によると、台湾からオーストラリアを訪れる渡航者は昨年より30%増えているという。