行政院(内閣)は22日、4月7日を「言論の自由の日」とすることを決定した。4月7日は、台湾における言論の自由を求めた民主運動家の鄭南榕氏が焼身自殺を決行した日。蔡英文総統は今年行われた鄭南榕氏の自決27周年の追悼式典で、総統就任後にこの日を「言論の自由の日」に定めることを約束していた。
行政院の林全院長(首相)は22日に開催された院会(閣議)において、民主と自由は台湾の基本的価値であり、多くの先人たちが努力して勝ち取ってきた輝かしい成果だと指摘。1989年4月7日は鄭南榕氏が言論の自由を勝ち取るために犠牲になった日であり、その後の改革のきっかけを作った日でもあると述べた。
行政院はこの日、内政部(内政を所管する省庁)からの提案を承認し、4月7日を「言論の自由の日」とすることを決定した。