台湾中部・台中市は台中国際空港と市内各地を結ぶ電動の「空港リムジンバス」3路線を計画。そのうち「国立台湾美術館-台中国際空港」路線が今月23日に正式に営業を開始する。運行は発着フライトに合わせた予約制を採用。車内と車体にはハローキティが描かれており、人目を引く車両が台中市の「観光バス」となるよう期待されている。
3本の「空港リムジンバス」路線は、「国立台湾美術館-台中国際空港」路線(台湾高速鉄道の台中駅を経由)、「台湾鉄道の台中駅-台中国際空港」路線(台湾大道経由)、「逢甲夜市(ナイトマーケット)-台中国際空港」路線(中清路経由)。
「国立台湾美術館-台中国際空港」路線は完全な電動バスを採用。アジアでの空港連絡バスに電動車両が採用されるのは初めてで、台中市が移動汚染源による大気汚染を減らそうとする政策を助ける。
「国立台湾美術館-台中国際空港」路線は23日に営業開始。全席予約制で旅客のニーズに応えていく方針。1日に約30本運行する予定で、料金は100台湾元(約357日本円)。利用の3日前に予約する必要がある。キャンセルには30台湾元(約107日本円)の手数料が必要。当面、予約は電話で受け付ける。