国際的な航空デザイン評定のThe Design Air は先ごろ、「2016年度の読者による人気大賞」と「2016年度の航空デザイン大賞」を発表。台湾の大手航空会社、チャイナエアライン(中華航空)が新たに導入したA350がそのうち二つの賞を受賞した。
The Design Air は2012年に航空ブランドに関する著名なコンサルタント、Jonny Clark 氏が米国で創設したもので、航空ブランドの格付けを行なうのは今回で4年目。評価の重点はキャビンデザインと全体的なブランドにおかれている。航空業界の出版物や国際的なメディアの報道にしばしば引用され、世界の航空産業におけるデザイン面での新たな指標となっている。
今回は初めて評価対象を分類して世界各地の読者からの投票を募り、世界中の航空会社から最も優れたデザインのキャビン、機体の特別塗装、ユニフォーム、VIPラウンジを選出した。
チャイナエアラインは新世代商品で「2016年の最も優れたビジネスクラスのデザイン(Best Business Class Design)」、新たに導入したA350で「2016年の最も優れた新たなビジネスクラス(Best New Business Class)」の二つの賞を受賞した。
チャイナエアラインの新たなA350は2016年9月に運航に加わって以来、相次いで国際的な賞を受けている。受賞した賞には、世界の指標となる4大デザイン賞の一つとされる日本のグッドデザイン賞の5つの賞(プレミアムビジネスクラス・キャビンシート、プレミアムエコノミークラス・キャビンシート、スカイラウンジ、客室照明、機内エンタテイメント・インターフェイス)や、米国の旅行雑誌「Global Traveler」による「最優秀ビジネスクラス・シートデザイン」賞などがある。