経済部(日本の経済産業省に相当)国際貿易局の外郭団体で貿易振興機関の中華民国対外貿易発展協会(日本での名称は台湾貿易センター、略称TIATRA)は14日と15日、ベトナムのホーチミン市で台湾の優れた製品を宣伝する「台湾精品(台湾エクセレンス)」イベントを開催した。「台湾精品」とは、台湾の優れたブランド製品に対して経済部が授与する栄誉賞。中華民国対外貿易発展協会では、テクノロジーの駆使をテーマとした台湾製品体験ブースを設置したほか、ホーチミン市内で開催された市民マラソン「HCMC Run」に協賛し、チャリティとスポーツを結びつけたマーケティング手法で「台湾精品」の宣伝を行った。
現在、ベトナムにとって台湾は5番目の貿易パートナーであり、4番目の対ベトナム投資国・地域。双方の経済・貿易関係は極めて緊密で、今後も発展の余地が大きいと見られている。
中華民国対外貿易発展協会では今後も、ベトナムの主要なショッピングセンターなどに台湾製品体験ブースを設置し、今回のようなイベントを実施するほか、ベトナムの主要な見本市に「台湾エクセレンスパビリオン」を設置し、台湾の優れたブランドの新商品発表会を開催するなどして、台湾製品をベトナム企業に売り込み、現地市場の開拓につなげたいと考えている。