2024/12/27

Taiwan Today

経済

仏アングレーム国際漫画祭に台湾館「台湾漫画アパート」が登場

2017/01/19
第44回アングレーム国際漫画祭に台湾の漫画家たちが参加する。写真は18日に行われた記者会見の模様。同漫画祭は26日から。(中央社)
第44回アングレーム国際漫画祭(Festival International de la Bande Dessinée d'Angoulême)が1月26日より29日まで、フランスのアングレーム市で開催される。今年の「台湾パビリオン」のテーマは「台湾漫画アパート:夢の基地」。台湾北部・台北市にあるアパートという設定で漫画家たちが読書し、創作活動に勤しみ、娯楽に興じる個人的なスペースを表現し、参観者にはそこに身を置くことで、創作者独特の特色を感じてもらえるようにする。
 
今回の「台湾パビリオン」のメインビジュアルは、陳沛珛(CHEN Pei-Hsiu)さんがこのコンセプトを広げてデザインしたもの。「台湾パビリオン」には、デジタルコーナーも設置し、台湾のデジタルプラットフォーム及びオリジナル作品を展示する。そのうち文化部(日本の省レベルに相当)の補助を得て出展している「aniComicデジタルプラットフォーム」は、漫画をデジタルで表示する従来の方式を刷新するもので、台湾のオリジナル作品をより幅広く、様々な分野で応用させられる可能性を提示する。
 
今回、「台湾パビリオン」で作品を展示するのは、游圭秀(YOU Gui-Xiu)さん、左萱( Zuo Hsuan)さん、陳穏升(VK CHEN)さん、Adoor YEHさん、並びに今回のアングレーム国際漫画祭で新人賞にノミネートされている覃偉(Wei CHIN)さん。そして、文化部が選抜して参加させる劉宜其(61Chi)さんと陳沛珛さん。劉宜其さんは、芸術村に滞在して創作活動を行っている漫画家。
 
覃偉さんはフランス在住の漫画家で、今回のアングレーム国際漫画祭では新人賞にノミネート。台湾の漫画家として初めて優秀な創作者上位10名に選ばれた。また、劉宜其さんは今年、台湾を代表して、Comic Concerts(Concerts de dessins)に出場、劇場で音楽の生演奏がされる中、世界の漫画家たちと一緒に即興で漫画を描いてみせることになっている。
 

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