2024/05/10

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政治

蔡英文総統、先住民族の言語はすべて「国家言語」

2017/05/31
立法院院会(国会本会議)は26日、「原住民族語言発展法(=先住民族言語発展法)」を可決し、先住民族の言語を「国家言語」とすることを法律で定めた。蔡英文総統は同日、自身のフェイスブックページに「言語の多様性は、我々の文化をより豊かにしてくれるだろう」と書き込んだ。(蔡英文総統フェイスブックページのスクリーンショット)
立法院院会(国会本会議)は26日、「原住民族語言発展法(=先住民族言語発展法)」を可決し、先住民族の言語を「国家言語」とすることを法律で定めた。中央政府は今後、毎年関連の予算を編成し、各先住民族言語の発展に取り組む。また、先住民族言語教師の育成や、学校などの教育機関での先住民族言語に関する授業の開設が求められる。
 
同法が成立したことを受け、蔡英文総統は自身のフェイスブックページに、「先住民族のあらゆる言語は、これから『国家言語』と見なされる」と書き込んだ。また、「政府はこの法律に基づき、先住民族言語に関する専門の教師や指導員を雇用し、先住民族が多く住む地域の公共交通機関や公共施設において先住民族言語による表示を行う。また、先住民族は裁判所で自身の言語を選択することができ、その場合、裁判所は通訳を手配しなければならない」などと具体的に説明した。
 
蔡総統はまた、「我々は今後、先住民族の言語を学習したり、話したりできる環境作りに積極的に取り組んでいきたい。言語の多様性は、我々の文化をより豊かにしてくれるだろう」と期待を寄せ、最後は「maljimalji! a 行政院 kata立法院」と締めくくった。これは北部パイワン族の言葉で、「行政院(内閣)と立法院に感謝します」という意味だという。

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