台湾のドラマが世界に向けて発信される。2016年8月19日に台湾で公開されたシリーズドラマ「植劇場（Q series）」は、1日から米国のオンラインストリーミングサービス大手、Netflix（ネットフリックス）で公開された。これは、北米、南米、アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、欧州、アジアの一部など世界の主要地域で鑑賞できる。
「植劇場」は、台湾で著名な多くの監督が手掛けた作品。監督は、北村豊晴、ワン・シャオディ（王小棣）、黄天仁、王明台、柯貞年、チェン・ユーシュン（陳玉勲）、廖士涵、徐輔軍、瞿友寧などで、出演する俳優陣には、レイニー・ヤン（楊丞琳）、ラン・ジェンロン（藍正龍）、アンバー・アン（安心亜）、ウー・カンレン（呉慷仁）、チャン・シューハオ（張書豪）、ジエン・マンシュー（簡嫚書）、施易男、ホアン・ハー（黄河）、莫允雯、クラウド・ルー（盧廣仲）やそのほか多くの新進気鋭の役者がいる。
「植劇場」を制作する好風光創意公司の楊斯亜執行長によると、「植劇場」とその制作シリーズの内容は、台湾で映像制作関係の人材を発掘・育成し、多彩なコンテンツ制作を奨励するために作られたという。「植劇場」は、ラブストーリー、ホラー、サスペンス、原作のリメイクなどのジャンルで8作品のシリーズ、52話からなっている。この8作品とは、「恋愛沙塵暴（Love of Sandstorm）」、「荼蘼（Life Plan A and B）」、「姜老師、你談過恋愛嗎?（Miss Jiang, You Talked About Love It）」、「天黒請閉眼（Close Your Eyes Before It's Dark）」、「積木之家（ House of Toy Bricks）」、「夢裡的一千道牆（ 1000 Walls in Dream）」、「五味八珍的歲月 （What She Put on the Table）」、また台湾で好評だった「花甲男孩轉大人（A Boy Named Flora A）」。
楊執行長は、「私たちは、人材の育成や映像制作に多大な努力と熱意を注いでいる。今回、『植劇場』がNetflixで公開されることになり、全世界の多くの観衆に、台湾の創造力あふれる質の高い作品を見てもらえるようになって、『植劇場』制作に関わった全ての人がその喜びに興奮している」と語った。
NetflixのLarry Tanzコンテンツ調達副総裁は、Netflixの使命は世界各地から優れた作品を集めることで、Netflix会員が「植劇場」という質の高いドラマを通じて、台湾の最も優れた映像制作技術を見ることができるのは大変喜ばしいことだと説明した。
楊執行長によると、Netflixは一度で「植劇場」全シリーズを購入し、しかも関係筋を通じて自発的に連絡してきた。このことについて楊執行長は、「私たちにとって作品が認められたということだ」と述べ、「Netflixは、作品に対し多くの人をひきつけ、さらに多様性を求めており、『植劇場』のストーリーが、Netflixの要求を満たしただろう」と推測した。
Netflixが1日から公開したのは、「植劇場」の「恋愛沙塵暴」、「荼蘼」、「姜老師、你談過恋愛嗎?」、「天黒請閉眼 」。台湾で大好評だった「花甲男孩轉大人」は10月9日からNetflixで公開される。