2024/09/28

Taiwan Today

外交

タイ人労働者の子弟を対象、台湾留学奨学金制度

2017/08/14
台北駐タイ経済文化代表処と財団法人中華扶輪教育基金会は、台湾で働く、あるいはかつて働いていたタイ人労働者の子弟、あるいはタイの貧困家庭の子弟を対象にした奨学金制度を立ち上げた。写真は台北駐タイ経済文化代表処の公式サイトに掲載された奨学金申請案内。(台北駐タイ経済文化代表処サイトより)
台北駐タイ経済文化代表処(タイにおける中華民国大使館に相当)と財団法人中華扶輪(ロータリークラブ)教育基金会は、タイ人労働者の台湾の経済発展への貢献に感謝するため、台湾で働く、あるいはかつて働いていたタイ人労働者の子弟、あるいはタイの貧困家庭の子弟を対象にした奨学金制度を立ち上げた。台湾の大学の修士課程か博士課程で学ぶタイ人留学生に、1人当たり10数万台湾元(10万台湾元は約36万日本円)の奨学金を提供する。
 
財団法人中華扶輪教育基金会は今年9月から始まる新学期より、台湾の各大学の修士課程及び博士課程で学ぶタイ人留学生3名を定員として奨学金を提供する。現在台湾で働く、あるいはかつて働いていたタイ人労働者の子弟であること、あるいはタイの貧困家庭の子弟であることが優先条件となる。奨学金は博士課程の場合で1人当たり16万台湾元(約57万日本円)、修士課程の場合で1人当たり12万台湾元(約43万日本円)となる。
 
財団法人中華扶輪教育基金会は2015-16年度より、台湾の各大学の修士課程及び博士課程で学ぶ優秀な外国人留学生に奨学金を提供している。現在、日本、韓国、ベトナム、モンゴル、ウクライナ、ロシアなどの国々からやってきた留学生がこの奨学金を受けている。
 

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