2024/06/30

Taiwan Today

経済

台湾の国際競争力は15位、アジア・太平洋で5位

2017/09/27
世界経済フォーラムが27日に発表した2017年版「国際競争力ランキング」で、台湾は前年より1つ下がった15位となり、アジア・太平洋地域ではシンガポール、香港、日本、ニュージーランドに次いで5番目だった。(国家発展委員会ニュースサイトより)
スイスの研究機関、世界経済フォーラム(WEF)が現地時間27日に発表した2017年版「国際競争力ランキング」によると、台湾は前年より1つ下がった15位だった。アジア・太平洋地域ではシンガポール、香港、日本、ニュージーランドに次いで5番目。
 
WEFが発表した「国際競争力レポート2017-2018(The Global Competitiveness Report 2017-2018)」は137か国・地域を対象に調査が行われたもの。ベスト3は、スイス、米国、シンガポールが占めた。
 
同ランキングでは、3大指標を設定しランク付けしている。台湾の指標別の順位は、「基礎的要件」で15位(前年から1ランクダウン)、「効率性強化」で16位(同横ばい)、「イノベーション・洗練性要因」で15位(同2ランクアップ)となった。
 
それぞれの指標にさらに中項目が設定されている。「基礎的要件」の中項目別順位は、「制度的環境」で30位、「インフラ整備」で15位、「マクロ経済」で5位、「初等教育・保健衛生」で15位だった。そのうちの5位だった「マクロ経済」は、前年から9ランク上昇し、目を見張るものがある。それは、小項目の「政府予算収支」では、前年より15ランクもアップし、41位に達したためだ。
 
そのほか、「制度的環境」の要素たる小項目「司法の独立性」で、台湾は48位(前年より4ランクアップ)となった。しかし「インフラ」の小項目「航空輸送インフラの品質」は43位で前年から10もランクを落とした。
 
「効率性強化」の中項目別順位は、「高等教育・研修」が17位、「商品市場の効率性」が12位、「労働市場の効率性」が25位、「金融市場の発展」が19位、「技術適応力」が25位、「市場規模」が20位だった。
 
そのうち、25位だった「技術適応力」が前年より5ランク上昇した主な要因は、「ブロードバンド普及率」が前年から41ランクの大幅アップで6位になったことが挙げられる。一方、19位だった「金融市場の発展」は前年より4ランク下がった。そのうちの小項目「起業の可能性」が5ランク下がったことが大きい。
 
「イノベーション・洗練性要因」の中項目別順位は、「ビジネスの洗練度」が21位、「イノベーション」が11位だった。昨年より1ランク上昇した「ビジネスの洗練度」の小項目では、「産業クラスター」が第2位になったが、「先端技術製品の政府調達」では9ランク低下した。

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