2024/11/24

Taiwan Today

政治

アングレーム国際漫画祭、台湾からノミネート6名

2018/01/18
25日から始まる仏アングレーム国際漫画祭に、台湾から12名がエントリーし、最優秀新人賞に2名が、デジタルチャレンジコンクールに4名がノミネートされている。写真は17日に開催された記者会見の様子。(中央社)
世界2大漫画祭の一つ、仏アングレーム市で開催されるアングレーム国際漫画祭(Festival International de la Bande Dessinée d'Angoulême)に、台湾から12名の漫画家がエントリーした。そのうち、競争率が高いと言われる最優秀新人賞に2名が、デジタルチャレンジコンクール(DÉCOUVREZ LES SÉLECTIONNÉS DU CHALLENGE DIGITAL 2018)に4名がノミネートされている。
 
第45回アングレーム国際漫画祭は今月25日から28日まで開催される。台湾パビリオンの設置はこれで7回目となる。
 
17日に台湾北部・台北市で行われた記者会見では37歳の遅咲きの漫画家、次叔(Linx LIN)さんらが出席した。次叔さんはゲーム会社や動画コンテンツの制作会社での勤務経験を持ち、仕事のかたわら、年に1本のペースで短編アニメーションを自作していた。漫画の創作に専念するようになったのはここ2年ほどのこと。絵本や漫画などの形式を通して、ストーリー構成の練習に力を入れた。今回、デジタル漫画作品で競い合う「デジタルチャレンジコンクール」にノミネートされた。
 
文化部(日本の文部科学省に類似)人文及出版司の陳毓麟科長によると、今年、アングレーム国際映画祭の最優秀新人賞には20名がノミネートされている。そのうち2人が台湾の漫画家で、1人は2度目のノミネートとなる覃偉(Wei CHIN)さん、もう1人は現在イギリスに留学し、挿絵について学んでいるArwen Huangさん。「デジタルチャレンジコンクール」は10名がノミネートされており、そのうち台湾の漫画家はなんと4名を占める。内訳は次叔さん、林倩羽(Eli LIN)さん、呉雅怡(Asta WU)さん、劉倩帆(Chien-Fan LIU)さん。
 
なお、今年の台湾パビリオンのテーマは「市集聚落:台湾漫画的多元耕作産銷(Taiwan Comics-A market for fun)」。台湾パビリオンの設置はこれで7年目となり、これまでに台湾の漫画作品の海外市場開拓に大きく貢献してきた。例えば台湾の漫画家、常勝さんや米奇鰻(Mickeyman LIANG)さんの作品などが欧州諸国で相次いで出版され、より多くの海外の読者の目に触れるようになっている。
 

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