米トムソン・ロイターが18日、「世界テクノロジー企業上位100社（Top 100 Global Technology Leaders）」を発表、米マイクロソフトがトップだった。台湾からは13社がランクインし、日本と並んで2番目に多くの企業が上位100位入りした。TSMC(台湾積体電路製造株式会社)は7位で、アジアの企業として唯一、トップ10入りした。
「世界テクノロジー企業上位100社」は、テクノロジー企業のうち財務面で優れ、組織が健全な企業を探し出すのが目的。2位から10位までは順に、米国のインテル、シスコ、IBM、グーグルの親会社であるAlphabet、アップル、台湾のTSMC、ドイツのSAP、米国のテキサス・インスツルメンツ、アイルランドのアクセンチュア。その他90社の順位は公表されていない。
トムソン・ロイターは28の要素を用いたアルゴリズムで、財務、経営及び投資家の信頼感、リスクとレジリエンス、法令順守、イノベーション、人的並びに社会的な責任、環境への影響、評判の8項目の指標に基づき、上位100社を選び出した。また、対象となったのは年間売上げ10億米ドル以上の企業。
上位100社入りした台湾の企業は、TSMCの他、エイサー（宏碁）、エイスース（華碩電脳）、ASE（日月光半導体製造）、LITE-ON（光宝科技）、Powertech Technology（力成科技）、Qisda（佳世達科技）、クアンタ・コンピュータ（廣達電脳）、SPIL（矽品精密工業）、UMC（聯華電子）、Wistron（緯創資通）、Pegatron（和碩聯合科技）、Nanya（南亜科技）。ホンハイ（鴻海）精密工業はランクインしていないが、同社の子会社であるシャープは上位100社入りした日本企業13社の1つ。