2024/09/17

Taiwan Today

外交

蔡英文総統、ハイチ共和国のモイーズ大統領と共同声明

2018/05/30
蔡英文総統(右)と台湾を訪問中のハイチ共和国のジョブネル・モイーズ大統領(左)は29日午後、共同声明を発表し、今後も協力関係をいっそう強化することで一致した。(総統府)
蔡英文総統は29日午後、中央アメリカの西インド諸島に位置する国交樹立国、ハイチ共和国のジョブネル・モイーズ大統領と共同声明を発表した。以下は共同声明の一部。
 
■ハイチ共和国の大統領は、中華民国(台湾)の総統及び国民が長期にわたりハイチの発展を支援してくれていることに感謝する。とりわけ中華民国(台湾)の総統が、ハイチの経済発展及び起業・雇用創出に有利な新インフラ建設計画の実施を支持してくれていることを高く評価する。
 
■中華民国(台湾)の総統は、ハイチ共和国の大統領が掲げる改革計画に協力する意向を再度申し伝える。それには、大型の協力プロジェクト、その他の利害が一致する分野での計画への資金援助が含まれ、これは相互の対話と理解を基礎とする。
 
■両国首脳は、新たなパートナーシップ及び同盟関係を結ぶことで合意する。また、ハイレベルのワーキンググループを設置し、台湾とハイチ共和国の公的及び民間の枠組みの資源を取り入れ、60日以内にハイチの経済発展、インフラ建設、投資誘致などの分野に関する新たな枠組みと協力条件について話し合う。
 
■両国首脳は共に、民主主義の価値観及び原則を重視し、自由と法治を尊重することを約束する。
 
■両国首脳は現在直面する大きな課題、特に国際貿易の自由化、気候変動、資金援助の強化、移民問題、国家及び地域間における経済格差の縮小、持続可能な開発目標(SDGs)の実現などについて意見を交わしており、具体的な行動をもってこれらの問題解決に貢献することを約束する。
 
■ハイチ共和国の大統領は両国の友好で緊密な関係を強化することを約束する。また、中華民国(台湾)がWHO(世界保健機関)総会(WHA)、気候変動に関する国際連合枠組条約(UNFCCC)、国際民間航空機関(ICAO)などの国際組織の活動に参加することを支持する。中華民国(台湾)の総統は、ハイチ共和国の大統領が国際社会における公式な場面で、長期にわたる台湾支持の立場を表明してくれていることに感謝する。
 
両国首脳はいずれも、両国の経済・貿易分野の利益創出を促進し、各分野で商機を発掘し、ウィン・ウィンの関係を作り出し、両国の戦略的同盟関係を作り上げるために尽力する。また、相手国訪問期間中は、両国の財界代表が有意義な交流を行い、両国の経済・貿易交流を促進できるようにする。
 

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